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『ハノイ美術博物館』の魅力について語る:ベトナム観光

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ベトナム「ハノイ」にある『Vietnam Fine Arts Museum』――

通称、『ハノイ美術博物館』に行ってきました。


満足度、かなり高かったです。

…が、なぜか観覧客は私だけでした。ガラガラ。平日だったからかもしれませんが、「もったいないなぁ」と思いました。すばらしい展示なだけに、もっと盛況であってもよいのではないかと。

ということで、少しでもその魅力が伝わればと思い、ブログを書きたいと思います。

 

ハノイ観光:『ハノイ美術博物館』

 

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ベトナムの近代美術から文化的芸術品まで、幅広い作品と資料が展示されています。1階は考古学、仏教的視点の展示物。2階、3階は近代美術品や戦争画などが展示されています。

ホームページと場所をのせておきます↓

開館時間、8:30~17:00。チケット代は大人一枚、3万ドン

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(※ホームページをみると、どうやら学生割引もあるようですね。国外の人が使えるかはわかりませんが)

では、私が魅力的だと思った点を書いていきます。

豊富な作品数

 

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魅力の一つに、“作品の展示数”があげられます。

多種多様、たくさんの絵画や資料が展示されているので、一つ一つをじっくり鑑賞していると1時間以上はかかります

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これだけ作品数があると、見応えがあります。3万ドン(約170円)って、安すぎます。日本だとちょっと考えられないな…。

ベトナムの発展を絵画を通じて知る

 

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三階建てになっていて、一階から順に観ていくのですが、上に行くに従って、絵画の技量や表現が“豊かになっていく”ような印象がありました。

芸術については門外漢なもので、稚拙なことしか言えないのですが、

戦争などの背景、そこからのベトナムの発展、歴史の歩み――それが絵画の技量や表現に、如実にあらわれているように思いました。

何か、どんどん自由に、豊かになっている。特に2階で展示されている“現代アート”のコーナーは、あきらかに90年以前のものと異なっています。突然の飛躍に驚きます。2階“現代アート”のコーナー、ここは必ず観たほうがいいです。おすすめです。

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絵画を通じてベトナムの歴史を知れたような気がします。

良い意味で、“展示にまとまりがない”


ある程度、カテゴリー分けはされているのですが…。ちょっと曖昧な感じもしました。

たとえば、90年代の絵のとなりに70年代のものがあったり、両者は特別繋がりがあるわけでもないので、「ランダムに展示されているのかな?」という気がしました。(※私の感性が未熟だったらすいません)

が、特別、見難いとは思いませんでした。多少のことなので気になりません。

また、そのランダムな感じが逆に良かったです。

あまりにもキレイにカテゴリ分けされていると、観客の感想が“似たり寄ったり”になることがあります。

展示がまとまっていると、「なぜそのようにまとめたか」、まとまりごとに「意味」が発生してしまって、受ける印象に一方向性が生じやすい。バラバラな 展示だと、観る人ごとに観るポイントが異なってくるので、感想もまたバラバラになる。なので、鑑賞後は自分だけの想いを抱くことができ、『あの人はこう 思ったけど、私はこう思った』という語らいも生まれる。それは良いことなんじゃないかな、と思いました。

◆ ◆ ◆

以上、『ハノイ美術博物館』について思ったことです。(すべて私の主観ですので、すっとんきょうなを言っていたら無視してください)

芸術鑑賞特有の充実感を味わえ、大変満足しました。観客が少ないのがもったいない、ハノイのおすすめ観光スポットだと思います。

あと、最後に一言…。冷房が効いていなくて、なかなか暑かったです。博物館や美術館でよくある、“涼しくて快適”という環境ではありませんでした。汗がだらだら出るほどではありませんが、少しだけそこが気になったかも。許容範囲ですが。

ということで、ではまた。良い旅を!