タイ「クラビ観光」の醍醐味――『観る街』ではなく『住みやすい街』
タイ観光といえば、バンコクなどが有名ですが、今回紹介したいのは『クラビ』という街です。
一週間近く滞在してみて、『あぁ…この街、好きだ』と思いました。
といっても、「マレーシアからバンコクまで直接一本で行くのはしんどいので、途中にあるクラビで一泊しよう」と、最初はその程度にしか考えていませんでした。が、妙に居心地がよくて、ついつい、予定以上に滞在してしまいました。
私が感じた「クラビ」という街の良さを、今回少しだけ書きたいと思います。
タイ「クラビ観光」の醍醐味
まず、最初に言っておきます――。
クラビには、華やかな観光スポットはあまり多くありません。どちらかというと、“地味な街”だと私は思いました。
が、もちろん、探せば多々見所はあります。とりあえず代表的な場所は、『虎の洞窟寺』でしょう。
『虎の洞窟寺』
その名の通り、いたるところに“虎”がいます。といっても、動物園のように虎がうろついているわけではなく、虎の像があります。
また、この『虎の洞窟寺』には、1237段の階段があります。虎よりも、この階段こそが、ここの醍醐味といっていいです。
階段を登るのは、正直、大変です。段数の多さはもちろん、段差が可なり急です。結構しんどいです。
が、頂上から見える景色は、雄大で、実に素晴らしい。しんどい階段を登ってきたという達成感もあって、本当に感動しました。「緑」が一面に広がっている画は、まさに絶景です↓↓
ちなみに『虎の洞窟寺』の行き方ですが、私はクラビの中心街から、バイクタクシー(にけつ)で行きました。片道100バーツ。
階段は多少しんどいですが、心からオススメしたい場所です。
しかし、クラビの醍醐味は、こういった観光的な部分ではないと私は思います。
“こんじんまり”とした街の規模
バックパッカーとして、色々な街を移動をしていると、大きな都市よりも、“こじんまり”とした街のほうが落ち着くことがあります。
タイのバンコクだと、昼はたくさんの人と車が行き交い、夜はネオンで輝いています。それはそれで賑やかでいいのですが、精神的には、ゆっくり休みにくい。
対して、クラビは街の規模が“こじんまり”としていて、調度いいと感じました。のんびりとできる。クラビは「観る街」ではなく「住みやすい街」。
夜の22時くらいには、多くの店が閉まり、静かになります。騒々しくない。治安に関しては、いかにもヤバい、という感じはありません。どちらかというと、タイでは良いほうではないでしょうか。
また、「クラビ川」というのがあって、決して派手な川ではないのですが、眺めていると段々穏やかな気持ちになっていくような情緒感があります(←これは私の個人的な感想ですが…)。
騒々しい街が苦手、という方には、クラビは決して悪くない街だと思います。
バンコクよりも安い!
バンコクよりも、クラビのほうが全体的に“モノの値段が安い”と感じました。
例えば、Tシャツの場合。バンコクだと、値札がついていないものが多くて、値段交渉などしないといけない。クラビなら、最初から安い。
また、屋台のご飯も安い。そして、美味しいところも多かった。
特に、このラーメンは本当にうまかった。1日2回食べに行ってました。(具体的な場所は忘れてしまったのですが…)
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以上です。
派手さはありません。楽しい観光が第一目的なら、クラビは向いていないかもしれません。
が、ゆっくりと、のんびりと過ごしたい、そういった期待に応えてくれる街だと思います!
ということで、ではまた!良い旅を!!