ベトナム料理『フォー』とは?:ニャチャンの専門店に行ってきた
先日、ベトナム・ニャチャンにある、『フォー・ホン』という“フォー”専門店に行ってきました。
名前くらいは聞いたことあるかもしれませんが、“フォー”とは、伝統的なベトナム料理。麺料理です。
“フォー”は大きく分けて2種類あります。
- 『フォー・ボー』(牛骨ベースのスープで、牛肉が入っている)
- 『フォー・ガー』(鶏がらベースのスープで、鶏肉が入っている)
※“ボー”は牛、“ガー”は鶏を意味する。
要は、牛と鶏、二種類あるということですね。
また、麺が少々特徴的で、平たい、米粉麺です。
今回は、そんな「フォー」について、そして、ニャチャンの人気店『フォー・ホン』について書きたいと思います。
ベトナム料理『フォー』を食べるときのマナー
……とその前に、一応、“マナー”のようなものがあるそうで。ちょっとご紹介。
音をたててスープを飲まない
音をたててスープを飲んだり、ラーメンのように麺をすすって食べたりするのは、マナー違反だと言われています。
スープを飲むときは、スプーンを使って静かに飲む。器に口を付けて飲んだりしない。
……といっても、私は最初のころ、音をたててスープを飲んでいました。が、実際のところ、店員に注意されるなんてことはありません。厳格なマナーではなくて、“それが一般的”という、その程度のものだと思います。(外人だから大目に見てくれているだけかもしれませんが)
お箸やスプーンは拭いてから使用する
これはフォーに限ったことではないのですが、ベトナムでは、お箸など、卓上にある紙で拭いてから使用するのが通常だそうです。
なので、だいたいどこのレストランや屋台に行っても、テーブルの上にティッシュが置かれています。
これはマナーというより、単に衛生的なことなんだと思います。実際、汚れていることも間々あるので、実践したほうがいいと思います。
ニャチャンのフォー専門店『フォー・ホン』
ということで、本題ですが。
地元の人にも人気だという、ニャチャンのフォー専門店『フォー・ホン』に行ってきました。
場所は、以下↓↓
メニューは実にシンプルで、「フォー・ボー・タイ」、ひとつしかありません。(※“フォー・ボー・タイ”、冒頭でも書きましたが、“ボー”ですからつまり“牛”ベースということです)
選べるのはサイズだけです。値段は以下↓↓
- ロン(Lon)(サイズ大)――45,000VND
- ニョ(Nho)(サイズ小)――40,000VND
値段は標準的ですね。
今回、僕はLon(サイズ大)を頼みましたが、“大盛り”って感じではなかった。腹をすかして行くなら、Lonでいいと思います。
半生の牛肉が、いい感じでした。おいしかったです。
昼間に店に行ったのですが、店内は空いていましたが。が、朝はたくさんの客で賑わっているらしいです。
ちなみに、フォーの食べ方なんですが――
- 皿に盛りつけられた香草やもやしを、スープに浸して食べる
- テーブルに置かれた調味料で、自分好みの味にする。
- 最後に、ライムを搾る
というのが、一般的。
調味料でカスタマイズする、というのが意外と楽しくて、私はいつも辛めにしています。
忘れがちですが、最後にライムを搾ってあげることで、スープの臭みが消え、さっぱりした後味が楽しめます。
◆ ◆ ◆
ということで、フォー専門店『フォー・ホン』、もしニャチャンに行ったときは、寄ってみてはいかかでしょうか。
ではまた。良い旅を!